WHOがイエメンの状況に強い懸念、医薬品不足で今後数万人規模の犠牲者
9月 04, 2019 18:05 Asia/Tokyo
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イエメン人の患者
WHO世界保健機関が、イエメンでのがん患者用の医薬品不足を指摘し、今後数万人が亡くなるとの懸念を表明しました。
ロイター通信によりますと、WHOは3日火曜、「イエメン国内でがん患者の治療に必要な資金源が確保されなければ、市民3万5000人が命を失うことになるだろう」と表明しました。
この声明ではまた、「現在イエメンでは、ガンにより人々が命を失っているが、その一方でコレラの蔓延とも戦っている」としています。
これ以前にも多くの人権機関が、アラブ圏の最貧国イエメンがサウジアラビア主導アラブ連合軍が押し付けた戦争に巻き込まれ、人道上の危機が悪化していることに強い懸念を示しています。
サウジアラビアは、米国やアラブ首長国連邦などの支持を得て、2015年3月からイエメンを攻撃、全面的に封鎖しています。
この戦争で、イエメンではこれまでに1万6000人以上が死亡、数百万人が難民となっています。
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