サウジ国王が、同国内への米軍の配備に同意
サウジアラビアのサルマン国王が、同国へのアメリカ軍の増派・新配備に同意しました。
サウジアラビア国営通信が12日土曜、報じたところによりますと、サルマン国王は今回、同国とアメリカとの間の戦略的に強い関係に向けて、アメリカ軍配備に同意したということです。
アメリカ国防総省は11日金曜、声明を発表し、サウジアラビアへの米軍兵士および軍備の増派を明らかにしました。
また、「アメリカは、新たに軍隊3000人および、パトリオットミサイル防衛システムおよび、THAAD終末高高度防衛ミサイルをサウジアラビに配備する」と表明しています。
アメリカのトランプ大統領はこれ以前に、サウジアラビアが同国のために実施されるあらゆる措置の費用を支払うことに同意したことを明らかにしています。
アメリカの今回の措置は、サウジアラビアの石油施設に対するイエメンの攻撃の後に実施される形となりました。
先だってのイエメン軍によるサウジアラビア石油施設への攻撃により、サウジアラビアの石油の輸出量は50%減少しました。
サウジアラビア国営石油会社・サウジアラムコ社の石油施設の周辺には、対空防衛施設やパトリオット・ミサイル防衛システムが配備されていたにもかかわらず、最近のイエメンによる攻撃を阻止できず、この問題はサウジ国内外から大きな非難を受けました。
トランプ大統領はこれに先立ち、サウジアラビアを乳牛と揶揄し、同国から最大限に搾取すべきだとしていました。
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