イラク首相が、議会に辞表を提出
12月 01, 2019 04:44 Asia/Tokyo
イラクのアブドルマハディ首相が同国議会に辞表を提出し、同国議員らに対し早急に後任者を選出するよう求めました。
カタール衛星通信アルジャジーラによりますと、アブドルマハディ首相は30日土曜、議会に正式に辞表を提出した後、閣僚会議で演説し、「イラク政府は、国内外の両方の点でこれ以上ないほど複雑で困難な状況において政治の舵取りを担ったが、1年が経過した現在、現政権は終焉を迎えており次の政権がそれに取って代わるべきときが来ている」と述べています。
また、「この1年間、自分が指揮をとった現政権はイラクと地域諸国や世界との関係の改善、及び石油分野をはじめとする部門での汚職対策の分野で成功裏に機能した」としました。
さらに、イラクの最高権威者の要求にこたえ、同国が現在直面している困難な状況に照らし辞意を表明した、と語っています。
そして、「自分が指揮をとった政権は、国民の流血の阻止に向けて全力を尽くした」とし、「一部の集団が、市民によるデモを暴動や騒乱に発展させた」と述べました。
イラクでは、今年10月25日から国民による抗議デモの新ラウンドが開始されました。
これについて、組織化された国内の因子の一部が、主にサウジアラビアやアメリカ、シオニスト政権イスラエルの支持を受け、イラク市民による平和的な抗議デモを街頭での暴動や騒乱に発展させています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj