ヒズボッラー事務局長、「UAEとイスラエル国交正常化は選挙で米とイスラエル首脳を利するため」
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ナスロッラー事務局長
レバノンのシーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長が、UAEとイスラエルの国交正常化は、トランプ米大統領とシオニスト政権ネタニヤフ首相を選挙で有利にするためのものだと批判しました。
IRIB通信によりますと、ナスロッラー事務局長は14日金曜夜、2006年夏の33日戦争でヒズボッラー軍がシオニスト政権に勝利した記念日に寄せて演説し、UAEとシオニスト政権イスラエルによる合意を非難し、「地域の一部アラブ政権はアメリカの『下僕』だ」と非難しました。
また、33日戦争でシオニスト政権が敗北したことを指摘し、「イスラエルは33日戦争で初めて、この偽りの政権を地域で存続させる危険に対する恐怖と懸念を経験することになった」と述べ、「33日戦争は、紛争のルールをレバノンの有利へと転換させ、シオニスト政権の本質と脆い一面をあらわにした」と続けました。
ナスロッラー事務局長はまた、首都ベイルート港で今月4日に発生した大規模爆発について、「この爆発にはふたつの見方が示されている。ひとつは爆発という事故、もうひとつは破壊行為という事件だ」と述べました。
そして、「この爆発の理由が破壊行為と確認されたなら、この件において責任を怠った者はすべて裁かれるだろう。しかしこの問題には何よりまず、調査と立証が必要である」と述べました。
続けて、「イスラエルがベイルートの今回の爆発に関与していた場合、ヒズボッラーはこれだけ大きな犯罪に沈黙することはない。シオニスト政権この犯罪の代償を支払うことになるだろう」と強調しました。
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