イエメン首都 続く空港閉鎖で1日に患者25人死亡
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イエメン首都サヌア国際空港の総支配人が、「サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン領空の封鎖が続いている。そのため、わが国では1日当たり25人の患者が亡くなっている」と訴えました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
10月 15, 2020 05:30 Asia/Tokyo
  • イエメン首都サヌア国際空港
    イエメン首都サヌア国際空港

イエメン首都サヌア国際空港の総支配人が、「サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン領空の封鎖が続いている。そのため、わが国では1日当たり25人の患者が亡くなっている」と訴えました。

サヌア国際空港の総支配人は13日火曜、イエメンのアルマシーラ・テレビのインタビューで、「現在、35万人以上のイエメン市民が慢性病に罹患しているが、わが国はアラブ連合軍の封鎖下に置かれており、国内で彼らを治療できる可能性がない」と強調しました。

また、「イエメンでは、1日当たり25人の医療患者が命を落としている」とし、「国際社会は空路を設けて国外に患者を搬送する、あるいは医薬品や医療器材を国外から搬入することに真剣ではない」と苦言を呈しました。

そして、「治療のためヨルダンに移されたイエメン人患者30人さえも、すでに7ヶ月前からイエメン帰国のめどが立っていない」と語りました。

WHO世界保健機関および国連人道問題調整事務所は今年2月、人道上の医療を目的とした航空路線の設置に合意したことを明らかにしましたが、現在までイエメン人患者のうち国外での治療を実現できたのはごくわずかにとどまっています。

サウジアラビアは、2015年3月からイエメン戦争を開始し、同国を全面的に封鎖しています。

このため、国外へのイエメン人患者の移送や人道支援物資の輸送などは、ほぼ実現不可能となっています。

 

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