2月 28, 2021 15:26 Asia/Tokyo
  • ケネス・マッケンジー司令官
    ケネス・マッケンジー司令官

西アジア地域駐留の米テロ兵を統括する中央軍(CENTCOM)のケネス・マッケンジー司令官が、イラクのアサド米軍基地に対しイランが昨年行ったミサイルでの報復攻撃の際に基地を引き払っていなければ、150人の兵士が死亡した可能性があったと告白しました。

米CBSニュースによりますと、マッケンジー司令官は、昨年イランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊ソレイマーニー司令官の暗殺というアメリカのテロに対し、イランが報復として行ったミサイル攻撃について、もしイラク国内のアサド米軍基地を引き払っていなければ、アメリカは150人の米兵に加えて20~30の航空機も失っていた可能性があることを認めました。

また、「ソレイマーニー司令官の暗殺後に行われたアサド米軍基地への攻撃において、ミサイルの狙いは正確であった。イランは攻撃目標を充分すぎるほど精緻に照準に収めていた」とし、イランは発射したミサイル16発のうち同基地に11発を命中させたと述べました。

アサド基地にいた米兵の多くは、イランによるミサイル攻撃の際に非常に恐怖を感じたと語っています。

イランのミサイル攻撃後に米情報筋は、米兵100人以上が外傷性脳損傷を受けたと報じました。

イランイスラム革命防衛隊は昨年1月8日、ソレイマーニー司令官の暗殺というアメリカのテロ行為に対する報復として、ミサイル数十発をイラク西部アンバール県にあるアサド基地に向けて発射させました。

ソレイマーニー司令官は同年1月3日、イラクのバグダッド空港付近で同行者ら数名とともに米テロ軍の空爆を受けて殉教しました。

 

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