イエメン・シーア派組織、「協議以前にわが国への戦闘行為を止めるべき」
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イエメンのシーア派組織アンサーロッラーの最高政治評議会メンバーであるムハンマド・アルバヒーティー氏が、「どのような協議を開催するにせよ、サウジはその前にまずイエメンに対する攻撃を停止し、わが国の封鎖を解除する必要がある」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
3月 28, 2021 16:50 Asia/Tokyo
  • イエメン戦争
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イエメンのシーア派組織アンサーロッラーの最高政治評議会メンバーであるムハンマド・アルバヒーティー氏が、「どのような協議を開催するにせよ、サウジはその前にまずイエメンに対する攻撃を停止し、わが国の封鎖を解除する必要がある」と語りました。

カタール国営衛星通信アルジャジーラが28日日曜、報じたところによりますと、アルバヒーティー氏は「サウジ主導アラブ連合軍による侵略行為が停止され、封鎖が解除された場合には、イエメンもサウジアラビア領内での軍事作戦を停止するだろう」と述べています。

また、「現在の状況では、特に侵略国に対する勢力の均衡がイエメンにとって有利に変化しているため、戦闘行為の停止は地域諸国の利益となるとしました。

さらに、「以前の協議と停戦は、何の成果にも至らなかった。イエメンはこの点での実際的な行動の実施を待っている」と強調しています。

なお、イエメン武装軍のヤフヤー・アルサリーア報道官は27日土曜夜、サウジアラビア主導アラブ連合軍によるイエメン侵略開始後の過去6年間で、イエメンのミサイルと無人機の力が飛躍的に発展していることを指摘し、「侵略軍がなおも侵略行為と封鎖を続けるなら、我々は今年、敵に対し過去6年間よりもはるかに多い数の作戦を実行するだろう」と述べました。

サウジアラビア政権が戦闘機でイエメン西部フダイダ空港と同県の住宅地を爆撃した後、イエメン軍もサウジに対し無人機での報復に出ました。

イエメン戦争は、今月26日をもって遂に開戦から7年目に突入しました。

サウジアラビアはアメリカ、UAEアラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。

この戦争でこれまでに1万7000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、約400万人が住む家を失い難民化し、イエメンのインフラの85%以上が破壊されています。

 

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