シリア北部でテロ攻撃が拡大
May 04, 2016 17:27 Asia/Tokyo
シリア北部のアレッポへのテロリストの迫撃砲による最近の攻撃で、この地域の住民数十人が死傷しました。
イルナー通信がシリアの情報筋の話として伝えたところによりますと、3日火曜、テロリストがアレッポの複数のモスクや病院などを迫撃砲で攻撃し、少なくとも30人が死亡、200人が負傷しました。
この攻撃はアレッポの住宅地への攻撃としては、この数年で最も大きな攻撃となっています。
アレッポの病院の関係者の一人は、この攻撃の負傷者は、女性や子供であり、一部の負傷者が重傷を負っていることから、死者数を増加させる可能性があるとしています。
国連安全保障理事会はアレッポの状況を調査するために、4日水曜、特別会議を開催する予定です。
3日、シリア外務省は再度、国連事務総長と安保理議長に個別に書簡を送り、「安保理が責務を遂行しない限り、シリアにおけるテログループの人類に対する犯罪は継続されるだろう」と強調しました。
イラン外務省のアミールアブドッラーヒヤーン・アラブアフリカ担当次官は、中東、とくにシリアの問題に関してロシアの関係者と会談するために、モスクワを訪問しました。
イランとロシアは、外国の介入なしに、話し合いを通じてシリア問題を解決するために努力しています。
アメリカのケリー国務長官は、「シリアの戦争は、アサド大統領が権力の座についている限り停止されないだろう」としました。
シリアは5年前から、地域や西側の一部の国の支援を受けたテログループの攻撃にさらされており、これまで少なくとも25万人が死亡、数百万人が難民となっています。
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