イエメン「封鎖解除なしの和平呼びかけは本物ではない」
4月 17, 2021 18:03 Asia/Tokyo
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イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのアブドルサラム報道官
イエメンのシーア派組織アンサーロッラーのアブドルサラム報道官が、イエメンへの戦争や封鎖が停止されない限り和平は実現されないだろう、と強調しました。
IRIB通信が報じたところによりますと、アブドルサラム報道官は、ツイッター上にメッセージを投稿し、「イエメンでの停戦に向けた国際的な要求は、根拠のない主張である」とし、「和平へのる呼びかけはいずれも、イエメンの封鎖が完全に解除されないうちは真実性がない」と述べました。
バイデン米大統領は就任時、イエメン戦争の停止を米政府の優先事項であるとしましたが、その時から3カ月が経過した現在も、アメリカはこれに関した措置を一切とっていません。
サウジアラビアは、アメリカ、UAEアラブ首長国連邦、その他数か国の支援を得て、2015年3月からイエメンへの軍事侵攻を開始し、同国を全面的に封鎖しています。
この戦争でこれまでに1万7000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、約400万人が住む家を失い難民化し、イエメンのインフラの85%以上が破壊されています。
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