イエメン高等政治評議会メンバー、「国連は、イエメンでの人道的惨事に責任あり」
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イエメン高等政治評議会メンバーのムハンマドアリー・アルフーシ氏は、「国連が、サウジアラビア主導アラブ連合によるイエメンの石油輸送タンカーの拿捕に関して沈黙していることにより、同国での人道的惨事の発生に責任がある」としました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
6月 05, 2021 18:39 Asia/Tokyo
  • イエメン高等政治評議会メンバーのムハンマドアリー・アルフーシ氏
    イエメン高等政治評議会メンバーのムハンマドアリー・アルフーシ氏

イエメン高等政治評議会メンバーのムハンマドアリー・アルフーシ氏は、「国連が、サウジアラビア主導アラブ連合によるイエメンの石油輸送タンカーの拿捕に関して沈黙していることにより、同国での人道的惨事の発生に責任がある」としました。

アルフーシー氏は、イエメンに対して国連安保理が取っている立場について批判し、同理事会がイエメンへの石油輸送を妨害しているアラブ連合軍を有罪としないことを非難しました。

100万バレル以上の原油を積載している、老朽化したイエメンの石油タンカー「サーフィル」は、イエメン西部フダイダ港湾の沖に4年も放置されており、いまにもタンカーから石油が流出して、地域で環境上の大惨事が発生する可能性があります。

アルフーシ氏は、アラブ連合軍をこのタンカーの原油の売却を妨害している者であるとして非難し、安保理に対して、原油流出を防ぐ目的で、タンカーの修理や積載された原油の売却に関して成立している合意を実施に移すことを国連に義務付けるよう要請しています。

国連とイエメン救国政府は、昨年、タンカー「サーフィル」の早急な修理に関して合意していました。

 

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