政治協議によるシリア問題の解決
https://parstoday.ir/ja/news/west_asia-i8515-政治協議によるシリア問題の解決
イランのザリーフ外務大臣が、ウィーンで開催中のシリア連絡グループ会議に出席しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
May 17, 2016 21:04 Asia/Tokyo
  • 政治協議によるシリア問題の解決

イランのザリーフ外務大臣が、ウィーンで開催中のシリア連絡グループ会議に出席しました。

アミーンザーデ解説員

17日火曜のウィーンでの会議の開催の一方で、シリアではテロリストを標的にした衝突が続いています。この会議は、有識者によって、停戦の完全遵守と政治協議の継続の状況を整える必要性を再度強調するための機会と見なされています。この停戦は何度となく破られています。

ザリーフ大臣はウィーン入りした際に、国連のデミストゥラ・シリア特使と会談しました。ザリーフ大臣はシリア、地域、国際社会がさらされているテロの脅威について触れ、「テログループに対抗することが必要だ」と強調しました。

さらに、「シリア問題は一部のテログループと地域や世界の支持者の努力に反して軍事的には解決しない」としました。イランは当初から、政治的な話し合いによって、この問題を解決することを強調してきました。こうした会議の開催の一方で、ロシアとアメリカは、この問題の政治的解決に向けて努力を倍増させることを約束しました。

しかしながら、どれほどウィーンの会議の成功に期待することができるのでしょうか。明らかなことは、シリア問題の拡大において、数多くの要因が働いているということです。こうした中、ウィーンの会議への参加国の間には激しい意見の対立が存在し、今もシリア問題の包括的で決定的な解決策は見られません。安保理は現在、シリアに関する多くの決議を採択していますが、これらの決議は必ずしもシリア問題の解決を促すものではありません。

有識者の一部は、アメリカのケリー国務長官が、40回以上に渡り、ロシアのラブロフ外務大臣とシリアの停戦に関して合意したが、停戦は実現せず、さらなる殺害や破壊がシリアで行われているとしています。シリアは現在、トルコやサウジアラビアといった一部の地域諸国の支援を受けたテログループの残酷な殺害と干渉的な大国の競争の中に置かれています。シリアへの人道支援の移送に向けた国際的な努力は、多くが中断しています。一部の政治団体は、「シリアの反体制派は、危機の解決に向けた提案を受け入れるべきだ。というのも時間稼ぎは彼らの利益にはならないからだ」と述べています。

シリア危機が始まって5年が経過し、シリア国民はこの間、テロ対策において身を捧げ、多くの勝利を手にしてきました。もしこの抵抗がなければ、おそらく現在、シリアの首都ダマスカスは、ISISの拠点になっていたことでしょう。テログループとその支持者には大きな打撃が与えられていますが、それだけでは十分ではありません。シリアはテログループへの資金や武器面での支援の停止と、衝突の停止、シリア国民の要求や決定への注目を必要としています。シリア危機の長期化は、シリア国民や地域の安全保障に更なる打撃を与えることを意味します。シリア人の協議が停止された場合、シリアでの政治・軍事情勢はさらに複雑なものとなり、これはイランの外務大臣がウィーン入りする際に述べた事実です。彼は、「シリア問題は一部のテログループや地域・世界の支持者の努力に反して、軍事的に解決することはできないが、それと同時にテログループが停戦を利用することで、シリアの人々へのテロ行為を拡大することを許してはならない」と述べています。