シリア国連大使が、自国の人道状況に対する国連の無関心を批判
(last modified Tue, 21 Dec 2021 10:51:26 GMT )
12月 21, 2021 19:51 Asia/Tokyo
  • シリアのバッサーム・サッバーグ(Bassam Sabbagh)駐国連大使
    シリアのバッサーム・サッバーグ(Bassam Sabbagh)駐国連大使

シリアのバッサーム・サッバーグ(Bassam Sabbagh)駐国連大使が、自国の人道状況や、シリア国民に対するアメリカの制裁・侵略行為による悲惨な結果が無視されていることを批判しました。

シリア国営サナ通信によりますと、サッバーグ大使は20日月曜の安保理会合において、シリアが安定を手に入れるには、テロ組織の壊滅と、トルコやアメリカによる占領の終結が必要であると強調し、アメリカやEUの一方的で違法な制裁の無条件即時解除を求めました。

続けて、「シリアでの人道状況悪化の根本的原因は、トルコの行う占領や犯罪行為などの措置、そしてシリア北部・北西部での関係テロ組織・グループへの支援である」と指摘しました。

また、シリア人勢力間対話に基づく政治的解決の道をシリア政府は約束しているとして、「シリアの人々の要求を実現させ、かつ主権、独立、統一、領土保全に対し完全に責任を持った方法でそれを保証する」と強調しました。

そして、「シリア国内で起きている様々な衝突の全面的停止には、ISISやヌスラ戦線、それらと関係のあるテロ組織の鎮圧、アメリカによる占領の終了、シリア全土への政府統治の拡大、国内の安全と安定の回復が必要である」と述べました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio