人権機関が、サウジ刑務所内女性の悲惨な状況を批判
12月 28, 2021 16:12 Asia/Tokyo
複数の人権機関が、サウジアラビアの刑務所に収容されている女性たちの悲惨な状況を激しく批判し、彼女らには最低限の権利も許されていないと強調しました。
ニュースサイト「Al-Ahed」によりますと、これらの人権機関は、「サウジアラビア当局がいくら国内の人権状況改善を主張しても、女性や人権活動家の強引な逮捕は続いている」と発表しました。
続けて、ムハンマド皇太子が後継者になって以降これまでに、サウジ当局が活動する女性100人以上を逮捕したことに言及し、「逮捕されたのは大半が優秀な大学関係者や活動家であり、そのうち60人は強引なかたちでの逮捕だった」と説明しました。
これらの機関によれば、逮捕された女性たちは虐待されているということです。
サウジ女性逮捕者協会もこれに関連して、「女性たちが改革を求めるやいなや、サウア当局は彼女らを待ち構えて恐ろしい処罰を行っている。それらの処罰には、略取、強引な逮捕、旅行禁止、資産凍結、SNSアカウント停止などが挙げられる」と説明しています。
これより前には、欧州議会議員50人以上がこの件をめぐり、署名を集めてサウジ女性の権利の著しい侵害を終わらせるよう求めていました。