7月 19, 2022 13:26 Asia/Tokyo

ヨーロッパが猛烈な熱波に襲われ、高齢者ら1000人が熱中症などにより死亡し、森林火災が頻発しています。

報道各社によりますと、欧州では広い範囲でこの約1週間にわたり、猛烈な熱波に見舞われ、死者や森林火災が相次いでいます。

ロイター通信によりますと、ポルトガルでは今月14日に最高気温が47度に達したほか、スペインでも45度以上を記録し、酷暑が続いており、両国では暑さが原因で、今月17日までに高齢者を中心に1000人以上が死亡しました。

フランスでも18、19日に各地で観測史上最高気温を記録すると見込まれています。

また英BBCが英気象庁の発表として報じたところによりますと、30度を上回ることが珍しい同国イングランド地方で、18、19日の最高気温は41度に達する可能性があるということです。

このため、同気象庁は熱波警報を最高レベルの「赤」に初めて引き上げ、事実上の「国家非常事態宣言」が出ています。

このように、各地で記録的な暑さが見込まれ、英政府が市民に外出を控えるよう求めるなど、ヨーロッパ各国は警戒を呼びかけています。

さらに、熱波の影響で、欧州南部ではすでに森林火災が相次いでいます。

英紙ガーディアンは、熱波の襲来がより頻繁になっているとし、「人間が引き起こした気候変動が原因」とする専門家の見方を伝えています。

 


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