米参謀本部議長、「米軍の軍用機・艦船に対する中国の攻撃的な傍受の頻度が増加」
7月 25, 2022 18:16 Asia/Tokyo
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米国統合参謀本部のマーク・ミリー議長
米国統合参謀本部のマーク・ミリー議長が、「中国軍が海上・空中で米軍の軍用機および艦船に対して傍受を行う頻度は著しく高くなった」と語りました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、インドネシアとオーストラリアを訪問中のミリー氏は、英フィナンシャル・タイムズ紙に対し「中国が行っている海上・空中での傍受は、過去5年間で著しく増加している」と述べています。
もっとも、中国軍が「この特定の地域において顕著に攻撃的になった」と指摘したものの、具体的な件数は挙げていません。
ミリー氏によりますと、同氏が中国軍の李作成統合参謀部参謀長との電話会談で、危険な傍受について協議しました
これに対し、李氏は、米国が「挑発行為」に関与しないよう警告したことと指摘されています。
一方、中国外務省の趙立堅報道官は先週、10カ国の軍事費を比較した図表をツイッターに投稿し、米国は世界にとっての主要な脅威であると指摘しました。
南シナ海および台湾海峡での米軍艦船の往来は、中国側の強い抗議を呼んでいます。
中国は最終的に、この海域における海軍軍事演習の開催を決定しました。
中国は台湾を自らの領土の一部とみなしており、特にアメリカをはじめとする外国の挑発行為や、台湾との直接交流を、中国の国家主権への侵害だとしています。
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