ロシア外務省、「米は日中の経済関係の脆弱化を狙い日本を脅迫」
8月 28, 2022 13:55 Asia/Tokyo
ロシア外務省が、「アメリカは日本と中国の経済関係の弱体化を狙い、日本を脅迫している」としました。
イラン国営パールストゥデイ国際通信によりますと、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、米国のラーム・エマニュエル駐日大使の発言について、「米国は日本に陳腐な脅迫を行い、商品と貨幣の関係は、日本と中国の経済的関係をできる限り引き裂くために、政治化、イデオロギー化されている」とコメントしています。
米国のエマニュエル駐日大使はこれまでに、AP通信のインタビューで、経済力を利用して世界中で政治的変化を強要しようとする中国に対抗するために、米国は日本と協力しているという見解を述べていました。
このインタビューについて、ザハロワ報道官は自身のSNSで「エマニュエル氏は、日本のビジネスリーダーの『考え方を大きく変えようとしていること』を、隠そうとしていない。米国は、日本はすでに『制裁と不安定さを避けるためにより多く支出する用意がある』と誇らしげに宣言している。実際、陳腐な恐喝について話題となっており、正に、米国での戦略的研究や技術、生産のプロジェクトに対し、数十億ドル規模で日本の投資が向けられている」との見解を示しています。
また、「かつては純粋に商品と貨幣の関係であったものを、露骨に政治化・イデオロギー化し、そのために、米国の属国と中国との経済関係を最大限引き裂こうしている。また、それこそが今日の米国の『外交』だ」と指摘し、「世界中で緊張を高め、米国を保証人および安定の地として描き、重要な資源と技術を属国から吸い上げ、それらを最初の報復にさらす」としています。
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