ロシアが、ドル排除に向け新たな提案
8月 29, 2022 18:14 Asia/Tokyo
ロシアが、EEUユーラシア経済連合の最高評議会にて、通商取引において米ドルに代わりカザフスタン、アルメニア、キルギス各国の通貨も使用する案を提示しました。
ロシアのニュース局ロシア・トゥデイによりますと、ロシアはこの案において、自国や ベラルーシ、 カザフスタン、 ウズベキスタン、タジキスタン、 キルギスといったEEU加盟各国が通商取引においてさらに自国通貨を使用し、その経済的活性度を高めることを提案しました。
ロシア政府の提示した文書ではまた、ドルの代わりにカザフスタンのテンゲ、アルメニアのドラム、キルギスのソムなどの通貨を、EEU加盟国間の通商取引でさらに増加させるべきとされています。
現在、EEU加盟国間では74%の取引が加盟国の通貨で行われていますが、その半分はロシア・ルーブルによるものです。
ブラジル、ロシア、インド、中国からなるBRICSのアナンド代表はこれ以前に、「インドとロシアは、互いの通貨による二国間の決済システムを構築中であり、もはや両国の間でドル使用の必要性はない」と述べています。
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