ストックホルム研究所、北朝鮮の核の能力について報告

ストックホルム国際平和研究所が、北朝鮮の核能力について報告を提示しました。

韓国・ヨンハプ通信によりますと、ストックホルム研究所の調査の結果、北朝鮮は核弾頭10発を製造する能力を持っていることが明らかになっています。

この研究所は、「北朝鮮は2016年1月、核弾頭10発を製造するのに必要な物質を獲得している」としています。

さらに、「世界には1万5395発の核弾頭が存在する」とし、「アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、パキスタン、インド、イスラエルが保有している」としています。

この報告によりますと2015年から、世界でわずか455発が削減されたにすぎないということです。

これに関して、EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は13日月曜、世界の国々に対して、CTBT包括的核実験禁止条約を受け入れるよう求めました。

アメリカ、中国、エジプト、イスラエルは今もCTBTを批准していません。

パキスタン、インド、北朝鮮もこれまで、この条約の署名を控えています。

CTBTは1996年9月10日、多国間の条約として国連総会で可決されました。