WTO、「世界経済は停滞の下り道へ」
9月 27, 2022 21:16 Asia/Tokyo
WTO世界貿易機関は、各国が世界規模の経済停滞に入るだろうと予測しています。
WTOは今年2月、今年の世界貿易の成長が4.7%から3%に下がるだろう、と予想していました。
WTOのンゴジ・オコンジョ=イウェアラ事務局長は、ロイター通信の取材に応じ、ロシアとウクライナの間の衝突の継続及び、世界での食料・エネルギー危機にふれ、「世界の貿易量は、現在の3%からさらに下がるだろう」と予想しています。
同氏はまた、「現在の世界貿易の状況は、それほど希望の持てるものではない。それは、すべての指標がマイナスになっているからである」としています。
ウクライナ戦争の影響により、世界各地で食料やエネルギーを含む各種の危機が生じています。
西側諸国は、ロシアに圧力を加え、同国に対し各種の制裁を行使しようとしたものの、それは結果的に彼らにとっての自殺行為となりました。エネルギー危機は物価の高騰を引き起こし、これはまた、対米ドルのユーロの価値の低下も引き起こしています。
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