プーチン露大統領、「NATOは多くの地域に介入」
10月 13, 2022 20:15 Asia/Tokyo
-
ロシアのプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領は、CICAアジア相互信頼醸成措置会議の会合で、「NATO北大西洋条約機構は世界の多くの地域に介入している」と述べました。
ロシアのニュース局ロシアトゥデイによりますと、プーチン大統領はCICA首脳会合で、NATOが世界各地で行っている介入活動には、世界的な対抗措置が必要だと述べました。
ロシア安全保障会議のアレクサンドル・ベネディクトフ副書記はタス通信の取材に対し、「ロシアは、わが国の安全保障維持を条件とした、ウクライナ紛争解決のための外交方策を歓迎する」とする一方、「ウクライナのNATO加盟は受けれられるものではなく、第3次世界大戦勃発につながる」と述べました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は先月30日、NATO加盟手続きの加速を正式に申請しました。同国はこれ以前にも、EU加盟手続きの加速も求めています。
ロシアは、ウクライナのNATO加盟は容認しないと警告し、ウクライナでの特殊軍事作戦停止の条件としてNATOに対するウクライナの中立化をあげています。
ロシアは昨年末から繰り返し、NATOの東方拡大を自国に対する脅威だとし、加盟国拡大を目指すNATOの方針は緊張激化につながるとしてきました。
そして今年2月24日、プーチン露大統領はNATOがロシアの安全保障上の懸念を無視したとし、またウクライナ東部地域からの支援要請を受け、同国への攻撃を開始しました。
タグ