米ミズーリ州高校で銃乱射により少なくとも2人死亡
10月 25, 2022 13:56 Asia/Tokyo
米中西部ミズーリ州の高校で銃乱射事件が発生し、少なくとも2人が死亡しました。
ロイター通信が24日月曜、報じたところによりますと、ミズーリ州セントルイスで現地時間の24日朝、元生徒の男が高校に侵入して発砲し、少なくとも2人が死亡、7人が負傷しました。
死亡したのは16歳の少女と61歳の保健体育教師だということです。
警察によりますと、男は同校を昨年卒業したオーランド・ハリス容疑者(19)で、現場に駆け付けた警察官らによって射殺されました。
犯行動機はまだ明らかになっていませんが、精神疾患を持っていた可能性があるとされ、現在捜査中です。
事件発生当時、校舎の出入り口は施錠されていて、警備員7人がおり、金属探知機も設置されていた、ということです。
また、今回事件の起きた高校には約380人が在校しています。
公式統計によりますと、米国内にはおよそ2億7000万から3億丁の銃器が出回っています。これは国民一人当たりほぼ1丁の武器を持っている計算になります。全米各地では、武器携帯が自由であるために毎日のように銃犯罪が起こっており、その大半で死者が出ています。しかし、銃ロビー団体の力が非常に強いことから、米議会は武器所有を制限するには至っていません。