在スペイン・ウクライナ大使館に手紙爆弾、職員は軽傷
(last modified Thu, 01 Dec 2022 08:39:48 GMT )
12月 01, 2022 17:39 Asia/Tokyo
  • 在スペイン・ウクライナ大使館に手紙爆弾の職員
    在スペイン・ウクライナ大使館に手紙爆弾の職員

スペイン・マドリードにあるウクライナ大使館で、手紙爆弾が爆発し、職員が「軽傷」を負う事件が発生しました。

フランス通信がスペインの主要紙エルパイスの報道として伝えたところによりますと、現地時間の30日水曜午後1時(日本時間同9時)ごろ、在マドリードのウクライナ大使館で普通郵便で届いた手紙が開封された際に爆発し、警備員が軽傷を負いました。

国家警察は、「男性警備員が大使館内の庭で大使宛ての手紙を開封したところ、中に入っていた装置が作動。警備員は指を負傷したが、自力で病院に行った。保安検査は通っていなかったが、大使館は規定に沿った作業だった」と説明しています。

なお、その後の捜査で、スペイン北東部サラゴサの企業にも爆発物の入った手紙が届いていたことが判明しました。

この企業は、ロシアのウクライナ特殊軍事作戦開始後にスペイン政府がウクライナ政府に提供したロケットランチャーの製造会社だと言われており、スペイン当局はテロ事件の可能性もあるとみて捜査を開始しました。

なお、今回の事件を受けて、ウクライナのクレバ外相は、在外の各ウクライナ大使館に安全対策を強化するよう緊急指示を出しています。

 


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