12月 03, 2022 15:58 Asia/Tokyo

WHO世界保健機関のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長が、世界人口の9割はコロナ免疫を獲得した、との見方を示しました。

フランス通信によりますと、テドロス事務局長は2日金曜、記者会見し「世界人口の少なくとも90%は感染やワクチン接種により新型コロナウイルスに対してある程度の免疫を獲得していると推定される」と述べています。

その一方で、「懸念される変異株(VOC)が新たに出現する余地はまだ残っている」と警告しました。

その上で、「新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)の緊急対応期は終わったと言える状況にかなり近づいたが、まだそこまでには至っていない」、「監視、検査、ウイルス解析、ワクチン接種に隙があれば、致死率が非常に高い新たなVOCが発生する好条件がそろうことは今後もあり得る」と述べ、警戒を緩めないよう求めています。

なお、日本の厚生労働省によりますと、同国内でも最近コロナウイルス感染が再拡大しており、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)が複数例確認されています。

日本の国立感染症研究所は先月28日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株を最も警戒レベルが高い「懸念すべき変異株」に引き上げ、注意を呼びかけています。

 


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