米政府、ウクライナによるロシア軍参謀総長の暗殺未遂阻止を画策
12月 18, 2022 15:11 Asia/Tokyo
米政府が、ウクライナによるロシア連邦軍ワレリー・ゲラシモフ参謀総長への攻撃計画・実行を阻止しようとしたことが明らかになりました。
米紙ニューヨークタイムズは17日土曜、ロシアの特別軍事作戦にまつわる調査から得た情報の一つとして取り上げ、ロシアの特別軍事作戦にまつわる同紙の調査から得られた8つの重要事項を列挙しています。
その1つが、匿名希望の米政府関係者の話として報じたところによりますと、「米政府は、ゲラシモフ参謀総長が前線に視察へ行くことを計画していることを知ったが、同氏の命を狙えば米露戦争に発展すると懸念し、ウクライナ側には情報を隠蔽していた。しかし、ウクライナ側には視察にまつわる情報が伝わっていた」ということです。
同紙の記事によりますと、内部での議論の末、米政府はウクライナに攻撃を中止するよう求めたものの、ウクライナ政府はすでに攻撃に向けて動いたと明らかにしました。
メッセージがウクライナ人に届くのが遅すぎたため、ウクライナ軍当局者はアメリカ側に、ゲラシモフ参謀総長の陣地への攻撃を開始し、数十人のロシア兵が殺害されたと告げましたが、ゲラシモフ氏はその中にはいなかったということです。
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