米オハイオ州立大学、「喫煙者は中年期に記憶力低下」
12月 31, 2022 20:19 Asia/Tokyo
米オハイオ州立大学の研究者らが、喫煙は肺や心臓に害をもたらすだけでなく、中年期に記憶・認識障害を発症する可能性を高めると発表しました。
IRIB通信によりますと、研究者らは、最近まで喫煙していた人でも禁煙すれば発症の可能性は低くなるとしています。
研究者らは、45歳以上の喫煙者、最近まで喫煙していた人、以前から禁煙している人あわせて13万6000人を対象に調査を行い、その結果、およそ11%で認識障害が見られました。
研究代表者は、「45~59歳の年齢層では喫煙と認識障害の関連がきわめて強く認められる。この年齢の間に禁煙をすることは記憶・認識力にとって有益なことを示している」と述べました。
研究によると、認識障害を患う人の数は、喫煙者が非喫煙者よりも1.9倍多く、10年以内に禁煙した人では、全く喫煙していない人に比べて1.5倍多かったということです。
また、10年以上禁煙している人では、非喫煙者よりもわずかに多い程度にとどまったということです。