トランプ氏、大統領在任時に北朝鮮への核使用を提案か
(last modified Sat, 14 Jan 2023 10:11:22 GMT )
1月 14, 2023 19:11 Asia/Tokyo
  • トランプ前米大統領と北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党総書記(アーカイブ写真)
    トランプ前米大統領と北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党総書記(アーカイブ写真)

トランプ前米大統領が、在任中に自らの側近に対して北朝鮮への核兵器使用を提案していたと報じられています。

トランプ氏と北朝鮮のキムジョンウン朝鮮労働党総書記は、2018年に両国の対立解消を目的にシンガポールとベトナムで2度にわたって会談しましたが、これといった成果はありませんでした。その後、アメリカは北朝鮮への圧力をさらに強め、経済制裁を行使しました。北朝鮮もアメリカによる圧力を退けるため、ミサイル計画の推進を加速させてきました。

英スカイニュースによりますと、米ニューヨークタイムズ紙のマイケル・シュミット記者は、2020年に出版した著書『ドナルド・トランプ対アメリカ』の追補版で、「トランプ氏は大統領就任初年の2017年、側近らに北朝鮮に対する核攻撃を提案し、それを他国に責任転嫁できると語っていた」と記しました。

トランプ氏は2017年1月、北朝鮮の金正恩総書記に対し圧力をちらつかせて警告し、「北朝鮮は、世界がこれまでに見たことのない怒りの炎を目にすることになる」と述べていました。

アメリカや国連安保理常任理事国は、北朝鮮が2006年に最初の核実験を行って以降、複数回にわたり制裁を行使してきました。

北朝鮮側は、「アメリカがわが国の体制転覆を目的とした敵対政策をやめない限り、核・ミサイル計画を断念しない」としています。

 


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