在ウィーン国際機関ロシア代表、「イラン核協議は妥結すべき」
1月 16, 2023 20:07 Asia/Tokyo
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在ウィーン国際機関ロシア代表のウリヤノフ氏
在ウィーン国際機関ロシア代表のウリヤノフ氏が、対イラン制裁の解除を目指す協議を妥結させるよう求めました。
ウリヤノフ代表は15日日曜、ツイッターにおいて「地域におけるマイナスの傾向を防ぐ最善の方法は、核合意をめぐるウィーンでの協議を妥結させることだ」としました。
続けて、「この分野における進歩は、緊張の緩和につながり、地域の安全保障に関する対話を増やす道も開くことになる」と説明しました。
そして、「しかし西側諸国は、それに向けた準備ができていないようだ」と指摘しました。
イランに対するアメリカの最大限の圧力行使政策は、バイデン大統領の就任した2021年には、その目標を達成できない状態となっていました。この政策は、米国に有利な新たな核合意成立に失敗しただけでなく、大西洋の両側をはさんだ国々の間に分裂を引き起こし、アメリカの外交の主要なツールの1つである制裁の効力を危険に直面させ、さらに何より、イランでの覇権主義排斥の流れに追い討ちをかけることとなりました。
イランは、制裁解除の検証、核合意存続の保証の獲得、IAEA国際原子力機関の保障措置をめぐる主張の撤廃を、制裁解除交渉における主要な要求として提示しており、核合意への復帰は、それがいくつかの制限と引き換えにイラン国民に具体的な経済的利益を与えるような、論理的と見なされる双方向的なものとなった場合にのみ受け入れられる、と強調しています。
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