米アイオワ州の学習支援団体の拠点で銃撃、生徒2人死亡
(last modified Tue, 24 Jan 2023 08:32:33 GMT )
1月 24, 2023 17:32 Asia/Tokyo

米中西部アイオワ州で銃撃事件が発生し、2人が死亡したほか、1人が重傷を負いました。

CNNによりますと、現場はアイオワ州の州都デモインで地域の子どもたちの学習支援に取り組むNPOの活動拠点の拠点で、現地時間の23日月曜午後1時前に銃撃の通報があり、負傷者らが病院へ運ばれました。

警察は容疑者や被害者の身元を公表していませんが、デモイン市長が重傷者は創設者だと明らかにしています。

 

米アイオワ州の学習支援団体の拠点で銃撃

 

現在までのところ、容疑者の名前や容疑は公表されず、動機も今のところ不明となっていますが、警察は「無差別ではなく、特定の相手を狙った銃撃だったことは確かだ」としています。

今回の事件について、このNPOの顧問となっているレイノルズ知事は声明で、事件への「衝撃と悲しみ」を表明しました。

なお、今年に入ってから今月21日までに、全米では武器による38件の殺害事件が発生しています。

 

米アイオワ州の学習支援団体の拠点で銃撃

 

調査によると、米国の一般市民が保有する銃火器の数は合わせて3億9300万丁で、市民100人あたり120.48丁保有している計算です。こうした一般市民による銃の携帯は、むしろ治安の悪化につながっています。

銃犯罪の件数でアメリカは他国よりも突出しています。アメリカの人口は世界の5%を占めるにすぎませんが、銃犯罪の件数では世界全体の31%を占めています。

 

米アイオワ州の学習支援団体の拠点で銃撃

 

アメリカはまた、幼稚園などで銃犯罪から身を守る方法を教えている唯一の国でもあります。

CDC・米疾病予防管理センターによると、昨年の米国の子供や若者の死因のトップが銃犯罪で、交通事故による死者よりも多くなりました。

 


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