米国防総省「F-16はウクライナに供与せず」
(last modified Wed, 01 Mar 2023 11:39:40 GMT )
3月 01, 2023 20:39 Asia/Tokyo
  • F-16戦闘機
    F-16戦闘機

アメリカ国防総省は、F-16戦闘機をウクライナに提供する意向はないとしました。

ウクライナ軍は、このアメリカ当局の発表に先立って、自国へF-16を128機提供するよう求めていました。しかしアメリカ当局は、ウクライナが将来必要とするのは、このような第4世代戦闘機の50~80機と見ています。

ファールス通信が1日水曜、報じたところによりますと、アメリカ国防総省のコリン・カール政務担当次官は、「政府の見解では、F-16戦闘機をウクライナに送ることは優先事項ではない。ウクライナ当局はこれらの戦闘機を受け取ることはないかもしれない」と述べました。

また、「我が国とその同盟国はこれらの新型戦闘機をウクライナに送る決定をまだ下していない。そのため、ウクライナのパイロットにその訓練を開始することも無意味である」としました。

その上で、「実際、ウクライナ向けの新しい F-16 戦闘機を米国内で生産するには3年から6年かかる。古いモデルの納入さえ、少なくとも1年半から2年かかる」と指摘しました。

そして、「ウクライナ戦争は、米国の軍事産業基盤が必要とされるだけの弾薬生産を行えていないことを示した」と述べました。

 


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