キューバ;米支援のテロリズムの犠牲国
(last modified Thu, 02 Mar 2023 11:55:25 GMT )
3月 02, 2023 20:55 Asia/Tokyo
  • キューバ;米支援のテロリズムの犠牲国
    キューバ;米支援のテロリズムの犠牲国

キューバが、同国をテロ支援国リストに引き続き残すというアメリカの決定を拒否し、「わが国はアメリカが支援するテロリズムの犠牲国となっている」と表明しました。

アメリカによる各種の対キューバ制裁は2017年以降、新型コロナウイルスの世界的大流行にもかかわらず強化されています。

アメリカによる対キューバ制裁は史上最長の包囲・封鎖の1つとされ、国連により15回にわたり非難されています。

ベネズエラに本社を置き中南米全体を対象とするテレビ局・テレスールが2日木曜、報じたところによりますと、アメリカは1日火曜、テロ関連の報告において、いわゆるテロ支援国家・政府リストからキューバの名を削除せず、これまでどおり残すことを明らかにしました。

ディアスカネル・キューバ大統領は「アメリカはわが国をテロリスト扱いしており、わが国に対する違法な制裁を正当化している」と強調しました。

キューバのカルロス・F・デ・コシオ外務次官も、「米国政府は、キューバがテロを支援しておらず、自国の国務省のブラックリストに残っていることが不当であることを熟知している」と語りました。

さらに、「キューバには、米国が支援するテロによる被害者としての痛ましい歴史があり、また、ハバナ症候群という、アメリカ人に対し目に見えない電波のようなものによって引き起こされる謎の病気の攻撃への言及など、根拠のない告発に基づく不当な強制措置もあった」としました。

キューバ外務省の米国担当副局長である Johana Tablada氏も、この報告書は虚偽に基づいた定義であり、テロとの戦いという米国の約束保証の信用を傷つけ、疑問を提示していると述べました。

米国務省が恣意的にキューバをテロ支援国のリストに加えたことで、キューバの困難な状況は悪化しました。

注目すべきことは、制裁によりキューバの輸出が制限され、国際金融機関からの融資が取り消され、経済援助の提供が困難になることです。

 


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