米の武器輸出とウクライナの武器輸入が増加
3月 13, 2023 18:17 Asia/Tokyo
スウェーデンのSIPRIストックホルム国際平和研究所が、「過去30年間における世界最大の武器輸出国は、アメリカとロシアであった」と発表しました。
ロシア・タス通信によりますと、SIPRIが発表した2018年から2022年にかけてのデータでは、ロシアの兵器輸出はその前の5年間と比較して31%減少しています。
一方、ウクライナは2022年に世界第3位の武器輸入国となりました。
この記事によれば、世界の武器輸出は何年もの間、米国とロシアが席巻してきたものの、このニ国の差は近年大幅に広がっています。
他方で、武器輸出で第3位につけているフランスとロシアとの差は縮小しています。
米国の2018年から2022 年にかけての武器売却は、2013年から2017 年までの5年間と比較して、14%増加していました。また、2018年から2022年までの同国の武器輸出は、世界の武器輸出全体の40%を占めました。
これに対し、同期間のロシアの武器輸出は31% 減少しており、世界の武器輸出全体に占める割合も22%から16%に低下しました。しかしフランスの武器輸出は、その割合を7.1%から 11%に増加させています。
なお、昨年に世界で武器輸入が多かった国は、1位から順にインド、カタール、ウクライナとなっていました。
タグ