米ゴールドマンサックス;「原油価格、24年4月までに100ドルに」、減産受け
4月 04, 2023 18:46 Asia/Tokyo
米金融系企業グループのゴールドマン・サックスが、OPEC石油輸出国機構などの減産により原油市場で今年供給が大幅に不足し、2024年4月までに原油価格が1バレル100ドルへ上昇する可能性がある、との予想を示しました。
ロイター通信が4日火曜、報じたところによりますと、同社はまた、OPECの価格決定力が高まっているとの見方を示しています。
そして、価格上昇による増収が生産量の減少の影響を上回るとして、減産によりOPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の収入が増加するとしました。
ちなみに、ヨーロッパ産主要銘柄の北海ブレント先物は4日の取引で1バレル85.31ドルとなっています。
ゴールドマンはまた、OPECプラスの日量116万バレルの追加減産計画について、90%近い実施率を見込んでいるとしました。
また、その理由として減産を発表した国は目標順守の強力な実績があり、22年10月の減産を23年1月までに90%近く実施したことを挙げています。
さらに、新興国の急速な成長、ロシアの供給量の減少、米国の供給低迷を踏まえ、6月以降市場は持続的な供給不足に戻るとの見方を維持しました。
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