フランス市民が大統領にブーイング
4月 20, 2023 18:41 Asia/Tokyo
フランス市民が大規模な抗議デモの中で、同国大統領にブーイングを浴びせました。
ロイター通信によりますと、マクロン仏大統領が同国東部アルザス地方を訪問し、ある木工工場を視察した際、大衆から嘲笑されブーイングを受けました。
マクロン大統領は最近問題となっている年金制度改革について「あと2年働きたいと思う人はいない。だがそれでも、政府は自らの責務を続行する必要がある」と述べた後、市民からの大きなブーイングに直面しました。
これに対しマクロン氏は「市民からの苦情を耳にするのはこれが初めてではない。しかも、私はこれよりもっとひどい状態も目の当たりにしてきている」と応じました。
そして、「自分は国民との接触を続ける」と述べましたが、群衆は「マクロンは辞任しろ」と叫びました。
フランスでは首都パリに加えて、リヨン、レンヌ、ナント、および他のいくつかの都市において、市民の抗議運動が警察の暴力的な対応や催涙ガスの投射に遭遇しました。
フランスの憲法院は今月14日、2030年までに同国の定年退職年齢を62歳から64歳に引き上げる年金改革法案の主要条項を承認しました。
この法案の承認後、フランスの労働組合も来月1日に市民による抗議を呼びかけています。
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