スーダン首都中心で、大爆発が発生
(last modified Wed, 03 May 2023 08:06:12 GMT )
May 03, 2023 17:06 Asia/Tokyo
  • スーダン首都中心での大爆発
    スーダン首都中心での大爆発

内戦に巻き込まれたスーダンの首都ハルツーム中心部で、大爆発が発生しました。

アフリカ北東部スーダンでは、ハルツームを始めとする各都市で今年4月15日から、アブデル・ファタハ・アル・ブルハン将軍の指揮下にある国軍とモハメド・ハムダン・ダグロ氏が率いる準軍事組織「迅速支援部隊(RSF)との間で大規模な暴力的衝突が開始されています。

これらの衝突で、これまでに少なくとも600人が死亡しています。

カタール国営衛星放送アルジャジーラは3日水曜朝、速報の中で、「ハルツーム市内中心部は激しい爆発により激しく揺れ、大統領府付近から黒煙が立ち込めた」と報じました。

また、スーダン国軍の戦闘機がハルツーム市やアル・ハルツームバフリ市の上空を飛行し、一方のRSF防空部隊もそれらを撃退しました。

この報道によりますと、アル・ハルツームバフリ市北部でも、2つの爆発音が聞こえました。

これらの爆発や衝突の一方、アル・ブルハン将軍とハムダン・ダグロ氏は、4日木曜から1週間の停戦で合意しています。

UNHCR国連難民高等弁務官事務所は今月1日、80万人以上が近隣国に避難する可能性があるとの見通しを示しました。

スーダンでの衝突により、同国の主要港からの避難ルートが妨害されています。

なおUNHCRは、これまでに推定7万3000人が既に近隣国に逃れたと指摘しています。

 


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