7月 17, 2023 20:54 Asia/Tokyo
  • ロシア大統領のドミトリー・ペスコフ報道官
    ロシア大統領のドミトリー・ペスコフ報道官

ロシアのペスコフ大統領報道官は17日、ウクライナ産穀物やロシア産肥料・農産物などの輸出を定めたいわゆる「穀物合意」の効力が停止したと発表しました。

ロシアのスプートニク通信によりますと、ペスコフ報道官は「黒海合意(=穀物合意)は事実上、今日をもって効力を停止する。残念ながら、ロシアに関する合意が現在に至るまで履行されていないためだ」と述べました。

一方で、ロシア産肥料などの輸出制限解除に関わる協定が履行されれば、直ちに「合意に戻る」としました。

ロシア外務省のザハロワ報道官によれば、ロシアはすでにトルコ、ウクライナ、国連側に合意延長に反対すると通達しており、近くロシア側の立場に関する声明が発表されるということです。

ロシアとウクライナは、トルコと国連の協力により、両国の戦争が世界の食料価格、特に多くの国が輸入している穀物供給に与える影響を軽減するため、昨年7月22日、イスタンブールにおいて「穀物回廊」協定に署名しました。

この協定は当初、6か月を実施期間として署名され、その後、2か月の期間延長が3度行われましたが、3度目の延長の期限を17日に迎えていました。

トルコ政府はこの2か月間、同協定の延長に向けて努力していましたが、条項の履行状況がロシアの満足するものでなかったことから、同国政府が延長を望んでいませんでした。

 


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