7月 29, 2023 18:59 Asia/Tokyo
  • 米比戦争
    米比戦争

1899年から1902年にかけての米比戦争は、米兵の行動に対して初めて否定的な反応があった戦争のひとつでした。

米ミズーリ州出身の小説家マーク・トウェインは、米軍の行動を常に徹底的に批判し続けた人物の一人であり、複数の新聞もフィリピン抵抗軍に対して米軍がとった非人道的な戦術を詳述し始めていました。

これらの抵抗集団の1つは、1899年から1913年まで米軍と戦った、イスラム教徒が大多数を占めるモロ族でした。モロ族は1905年以来、ブドダジョと呼ばれる火山地帯に移住してきました。

米国は、この火山地帯に住む成人男女や子供たちを潜在的な脅威とみなして、この地域に軍隊を派遣し、この火山の穴に隠れていたモロ族を全員、3日間にわたって虐殺しました。

この作戦の指揮官であるレナード・ウッド将軍は兵士たちに「この野蛮人たちを捕らえるか、あるいは殺せ」と命じていました。この虐殺は米メディアでも数週間にわたって報道されたものの、ほどなくしてサンフランシスコ大地震が発生したため、この戦争犯罪は完全に忘れ去られた形となりました。

 

 


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