OICが、監禁中のニジェール大統領の解放要求
7月 30, 2023 19:37 Asia/Tokyo
OIC・イスラム協力機構は29日夜、声明を出し、ニジェールで大統領警護隊に拘束されている同国のモハメド・バズマ大統領の解放を要請しました。
OICのフセイン・イブラヒム・ターハ事務局長は、声明の中で、ニジェールの最近の情勢変化に懸念を表明し、「OICとして、武力行使による政権掌握のためのあらゆる工作を非難する」としました。
また、ニジェールの法的大統領であるバズマ大統領の民主的解放を求めるとともに、同国の憲法体制の回復を要請しました。
ニジェールでは26日、大統領警護部隊がバズム大統領を大統領府内で監禁し、現政権の統治を終了させたと宣言しました。
警護隊は28日、部隊のトップを務めるチアニ将軍を国家の新指導者と宣言しました。
チアニ将軍は宣言後、「兵士らは、国家の治安情勢が悪化し続けているため、クーデターを起こした」としました。