ロシア下院議長、「台湾が米のもうひとつのウクライナに」
(last modified Sun, 06 Aug 2023 07:30:16 GMT )
8月 06, 2023 16:30 Asia/Tokyo
  • ロシア下院のヴォロージン議長
    ロシア下院のヴォロージン議長

ロシア下院のヴォロージン議長は、「アメリカは台湾を、もうひとつのウクライナに変えようとしている」と述べました。

中国はアメリカに対して、台湾問題に関する介入をやめるよう繰り返し警告していますが、アメリカは先月28日、台湾に対する3億4500万ドル(約487億円)相当の兵器支援計画を発表しました。

これについてロシア下院のヴォロージン議長は5日、「米政府は現在、台湾がウクライナと同じ運命をたどるように準備をしている」と述べました。

ヴォロージン議長はバイデン米政権による台湾への武器支援を批判し、「米国はウクライナで自らの政策が失敗したことから、新たな紛争を生み出すことで非難を逃れようとしている」と述べました。

ヴォロージン氏は、米国が現在、その覇権を失いつつあるとし、バイデン大統領が台湾紛争に火をつけることで、有権者の関心を国内問題から逸らそうとしているとの見方を示しました。

また、米国による台湾への武器支援を国連は非難すべきだと強調した上で、「このような挑発行為は、中国との大規模な衝突に結びつく」としました。

米国は近年、介入主義的な政策により台湾への巨額の武器支援を行っており、中国は米国が台湾を火薬庫に変えようとしているとみています。

 


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