ウクライナ国防相が解任

ウクライナのゼレンスキー大統領が3日日曜、同国のレズニコフ国防相が解任したと発表しました。

国際通信イランプレスによりますと、ゼレンスキー大統領はこの解任発表とともに、後任の国防相にはルステム・ウメロフ氏を推挙し、今週中に議会の承認を仰ぐとしました。

レズニコフ氏の解任理由についてゼレンスキー大統領は、「国防省には、軍や社会に対する新たなアプローチが必要だ」と語っています。

ゼレンスキー大統領の今回の決定で、ウクライナ軍内部には2022年2月にロシアとの戦争が始まってから最大の変化が起こることになります。

後任となる41歳のウメロフ氏は、クリミア半島出身でタタール民族の血を引き、これまでに国会議員に選出されたほか、 2022年9月からは国家資産基金長官を務めています。

レズニコフ氏は3日、ウクライナがNATO北大西洋条約機構から供与された武器をロシア本土に向けて使用することはないものの、クリミア半島では使用されることになるだろうと述べていました。

一方、ロシア国防省は今月1日、先週だけで計281機のウクライナ製無人機を破壊し、そのうち29機は国内西部で空中撃破されたと発表しています。

レズニコフ氏はまた、3日に公表されたインタビューにおいて、ウクライナ戦争開始より同国が受けてきた西側からの軍事支援が約1000億ドルにのぼっているとしていました。

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