ロシア前大統領、「ウクライナとパレスチナへの支持の違いを認識すべき」
ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長が、パレスチナを支持する大規模な集会と小規模の対ウクライナ支持集会の画像を公開し、ウクライナ支持派が少ないことを嘲笑した。
イスナ―通信によりますと、メドベージェフ氏は、ある西側諸国で行われたウクライナ支持デモの写真と並べて、トルコ・イスタンブールで行われたパレスチナ支持者の行進の画像を公開し、これらの画像に写っている人の数の明らかな違いに、人々の視線を注目させています。
また、SNSテレグラムのチャンネルでウクライナを外的に存在しない架空の国と呼び、「違いを感じて欲しい」と書きこみました。
これに先立ち、メドベージェフ氏はソーシャルネットのX(旧ツイッター)に掲載したメッセージの中で、シオニスト政権イスラエルの地上作戦がもたらす流血を伴う結果について警告し、「アメリカの命令によるイスラエルのガザ地上作戦の延期が世界を誤ちに陥れることがあってはならない」と述べています。
さらにこのメッセージの中で、ユダヤ教の聖典に何度も登場するカナンの人々の古代神モレクが、召使たちに自分の子供たちを生贄として捧げさせていたことに言及し、「モレクは依然としてさらなる犠牲を望んでおり、この暴力装置は今後何年も作動するだろう」としています。
加えて、「マイク・ジョンソン米新下院議長の対イスラエル支持は、アメリカの対ウクライナ援助削減の表れであると考えられる」とし、「西側諸国はウクライナにより疲弊している」と述べました。
バイデン米大統領は、熱心にイスラエル支持を買って出ており、ジョンソン新下院議長も対イスラエル支援が自らの優先事項の1つだと表明しています。
イスラエルは23日前から、罪のないパレスチナ国民の虐殺を開始し、同国ガザ地区住民への食料、医薬品、燃料、その他の必需品の搬入を妨害しています。