ロシア無人機が米製最強戦車・M1エイブラムスを破壊 ウクライナで弱さをさらけ出す米兵器
(last modified Tue, 23 Apr 2024 06:41:54 GMT )
4月 23, 2024 15:41 Asia/Tokyo
  • ロシア無人機が米製最強戦車・M1エイブラムスを破壊 ウクライナで弱さをさらけ出す米兵器
    ロシア無人機が米製最強戦車・M1エイブラムスを破壊 ウクライナで弱さをさらけ出す米兵器

ウクライナは、ロシアとの紛争が始まって以来これまでに、アメリカから供与されたものを含めて合計796両の戦車を失っています。

米国製兵器の破壊という問題は、アメリカにとって、ウクライナ戦争の狭間での最近の頭痛の種となっています。これに関連して、米紙ニューヨーク・タイムズは、「アメリカ製戦車が特殊軍事作戦のさなか、ロシアの無人機の標的となり破壊された」と報じました。

同紙はまた、「ウクライナ軍は過去2か月間に、主に無人機での攻撃によりエイブラムス戦車5両を失った」と報じました。

さらに、「現代の戦闘に改変をもたらしたウクライナでの無人機による戦いでは、アメリカの軍事力の中でも最も強力な象徴の一つである戦車へ、致命的な打撃を与えた」としています。

ニューヨーク・タイムズの記事によりますと、無人機の大きさや技術レベルで差異はあるものの、これらの無人機には少なくとも500ドルの費用がかかる可能性があります。しかし、1,000万ドルの米製戦車エイブラムスを破壊するのには、ごく少額の投資だと言えます。

同紙はさらに、「ロシアとの紛争が始まって以来、ウクライナが合計796両の戦車を失った」としています。

また、UNSCOM国連大量破壊兵器廃棄特別委員会の元主任査察官で米国の諜報員でもあったスコット・リッター氏​​は「米議会可決の予算でウクライナ向けに購入された装備は、今年7月までにロシアによって最後のものも破壊されるだろう」と語りました。

さらに、米ウィスコンシン州選出のロン・ジョンソン共和党上院議員もこれに関連して、「ウクライナやその他の場所に対する新たな支援策は、米国にとって無意味だと考えられる」との見解を示しました。

加えて、「我々は、子供たちの未来を抵当に入れてこれを続けている。我々は防衛に9000億ドル以上を費やしてきたが、新たな防衛措置が講じられるたびに、さらなる措置を取らねばならないことが明らかになっている」としています。

ジョンソン議員はまた、「このような金額を費やす前に優先すべきは、国境地帯の安全を確保することである」と述べました。

 


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