セネガル首相「人権を主張する国がイスラエルのジェノサイドに加担」
6月 12, 2024 14:03 Asia/Tokyo
セネガルのソンコ首相は、 イスラエルによるガザでの戦争犯罪を非難し、「世界の大国はガザで起きているジェノサイドの共犯者だ」としました。
ソンコ首相は10日、首都ダカールで開かれた政治集会に出席し、演説に際してパレスチナで犠牲となった人々のために1分間の黙祷を呼びかけました。そして、「民主主義を自認し、人権を擁護する者たちが、今ではパレスチナ人虐殺の最大の共犯者になっている」と述べました。
ソンコ首相はその上で、同国のファイ大統領に対して、南アフリカによるイスラエルの国際司法裁判所への提訴に加わるよう求めました。
昨年12月、南アフリカはイスラエルをガザにおけるジェノサイドの罪で国際司法裁判所に提訴し、これまでに10カ国がこの提訴に加わっています。
パレスチナ保健省によると、昨年10月以降のイスラエル軍による攻撃でガザで犠牲になったパレスチナ人は3万6000人以上に上り、8万3680人が負傷しました。また1万人以上が行方不明のままとなっています。
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