ニュース | イラン、ユーラシア経済連合諸国との自由貿易で大きな足掛かり/米ロ首脳会談が実施
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アーレフ・イラン第1副大統領とキルギス大統領が会談
アーレフ・イラン第1副大統領が「我が国は既存の可能性と分野に注目し、中央アジア・キルギスとロシアとの関係を発展させることに関心がある」と語りました。
【ParsToday国際】過去24時間におけるイランと世界のニュースで最も重要なニュースとして、イランとEAEUユーラシア連合諸国との関係拡大、米アラスカでのトランプ米大統領とプーチン・ロシア大統領の会談、この会談に関するゼレンスキー・ウクライナ大統領の発言、飢餓によるガザ地区のパレスチナ人の殉教、トルコ国民とガザ地区の連帯、そしてシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相に対する31カ国のアラブ・イスラム諸国の声明を取り上げていきます。
EAEU加盟国とイランの関係拡大
イルナー通信によりますと、イランのモハンマド・レザー・アーレフ第1副大統領は、キルギスで開催中のEAEU政府間理事会第43回会合に合わせて15日金曜夜、キルギス大統領およびロシア首相と会談し、二国間協力の拡大を強調しました。アーレフ副大統領は会談で「イランがEAEUのオブザーバー国としての地位にあること、及び自由貿易協定の施行は、イランとEAEU加盟国との関係拡大・深化に大きく貢献するだろう」と述べています。
トランプ大統領:「プーチン大統領との会談は建設的」
トランプ米大統領とプーチン・ロシア大統領は米アラスカにおいて、現地時間15日金曜日の夕方に会談を行いました。プーチン大統領との約3時間にわたる会談後、トランプ大統領は「この会談で大きな進展があり、多くの点で合意に達し、残るはわずか数点」だと述べています。一方のプーチン大統領も、アラスカでの今回の会談は建設的で有益だったと評価し、「トランプ大統領との会談で提起された主要な議題の1つは、ウクライナ紛争の解決だった。ロシアはウクライナ危機の終結に関心を持っており、アラスカでの合意がウクライナ問題の解決および、米ロ関係修復に向けた糸口となることを期待している」と語りました。
ガザ地区で飢餓により106人の子どもが殉教
パレスチナ保健省ガザ地区局長のムニール・アル・バルシュ氏は声明で、同地区において飢餓と栄養失調により240人が殉教しており、そのうち106人は子どもだとしました。また「飢餓が続けば、毎日500人が殉教する事態に陥るだろう」と述べています。さらに、カタール国営衛星通信アルジャジーラとのインタビューで「イスラエル側が同地区の病院を直接軍事しており、ガザ地区の地下水の95%がもはや飲用に適さない状態にある」と付け加えました。
ウクライナ大統領;「プーチン氏はトランプ大統領との会談で3つの目的を達成」
トランプ大統領とプーチン大統領の会談を受け、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「プーチン大統領が3つの具体的な目標を掲げて会談に臨んだものの、皮肉ながら全て達成してしまった」と述べました。ゼレンスキー大統領は、「プーチン大統領は政治的に有利となるのに、トランプ大統領とのたった一枚の写真が必要だった」と強調するとともに「プーチン大統領は、会談に出席したこと自体だけで、彼にとって個人的な勝利だ」と語っています。さらに「プーチン大統領は孤立から脱却し、国際的な正当性を獲得しようとしており、今回の米国大統領との会談はまさにプーチン氏にとってその機会を作るものとなった」と付け加えました。
トルコ国民がガザのパレスチナ人と連帯
トルコでは、活動家らがガザの人々と連帯し、占領者による継続的な犯罪行為を非難するため、信号機をパレスチナへの連帯を示す都市的なシンボルへと転換させました。トルコの活動家たちは国内の信号機に、ガザの状況に対する抗議の意を示すため、緑信号には「ガザを解放せよ」、赤信号には「イスラエルを止めろ」というメッセージを書いています。
アラブ・イスラム圏31か国がイスラエル首相に対抗し団結
アラブ・イスラム諸国31カ国、アラブ連盟、OICイスラム協力機構、GCCペルシャ湾岸協力会議の加盟国の外相らは、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による「大イスラエル」に関する発言を非難する声明を発表し、「このような発言はアラブ諸国の国家安全保障、及び各国の国家主権に対する直接的な脅迫である」と表明しました。またこれらの国々は、「ネタニヤフ首相の発言は国際関係の法と原則の重大な違反であり、アラブ諸国の国家安全保障と各国の主権に対する直接的な脅迫であり、地域・世界の安全と平和に対する脅迫でもある」と強調しています。