ニュース | イラン外相:「我が国は地域の平和を望む」/25か国が米国向け郵便物の取り扱いを停止
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イランのセイイェド・アッバース・アラーグチー外相
アラーグチー・イラン外相が、「我が国の公式かつ明白な政策はペルシャ湾地域に平和、安定、平穏を確立することである」と語りました。
アラーグチー外相は、26日火曜夜に公開された有力汎アラブ紙の1つ・アッシャルグル・アウサトとの詳細なインタビューの中で、イラン南部ホルムズ海峡封鎖が同国の公式見解ではないことを強調するとともに、「我が国の公式政策は完全に明確である。我々は重要なペルシャ湾地域における平和、安定、そして静穏を望んでいる」と述べています。
【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は「我が国は、サウジアラビアやほかの地域諸国と同様に、石油の生産・輸出国である。我が国の経済は石油輸出に大きく依存している。我々が平和の確立したペルシャ湾を望むのは当然のことだ」とコメントしました。
また「ガザ、レバノン、シリアにおける最近の出来事、そしてイランへの攻撃は、地域にとっての最大の敵が何であるかを地域全体に暴露した。すべての人々を脅かし、地域全体の弱体化や分裂を狙っているのは他でもない、シオニスト政権イスラエルだ」と語っています。
ガザ地区ナセル病院の医師:「状況は悲惨」
ガザ南部ハーン・ユヌスにあるナセル医療複合施設に勤務するボランティアの女性医師は、カタール国営衛星通信アルジャジーラに対し、同病院の状況は極めて悲惨だとし、「状況は極めて悲惨で、最も基本的な医療物資さえ手に入らない」と述べました。この医師はまた「基本的な診断機器が不足しているため、医療従事者は原始的でしかも粗雑な方法で患者を治療せざるを得ない」と指摘しています。
米国下院議員候補、コーランを冒涜
米テキサス州選出の共和党下院議員候補、ヴァレンティーナ・ゴメス氏は、イスラムの聖典コーランを燃やすという憎悪に満ちた動画を「X」に投稿しました。ゴメス氏はコーランを焼却している際「米国下院選挙に勝利すればテキサス州におけるイスラムの存在を終わらせる」と公約しています。
ロシア、イランに関する決議2231の延長を求める決議案を提出
ポリャンスキー・ロシア国連次席大使は26日火曜夜、イランに関する国連安保理決議2231の技術的規定および、JCPOA包括的共同行動計画(通称;対イラン核合意)の延長要求決議案を安保理に提出したことを確認し、「ロシアと中国はJCPOA当時国として、外交にさらなる機会が与えられることを望んでいる」と述べました。
欧州外交官ら200人以上が、ガザ戦争に対するEUの無策ぶりを批判
英紙ガーディアンの報道によりますと、200人以上の欧州の高官外交官が公開書簡で、シオニスト政権イスラエルが起こしたガザ戦争および、ヨルダン川西岸地区における違法行為に対し、EUに緊急措置を講じるよう求めました。
南米ベネズエラ、軍艦と無人機による沿岸哨戒を開始
ベネズエラのパドリノ国防相は26日火曜夜、SNSへの動画メッセージで、「広範囲にわたる」無人機の配備と沿岸哨戒の開始を発表しました。これは、米国とベネズエラ間の緊張が高まる中で講じられた措置であり、米国は麻薬密輸対策を口実として、ベネズエラ沿岸に3隻の艦船と4000人以上の海兵隊員を派遣しています。
イスラエルがシリアを攻撃
シリア人権監視団は26日火曜、「イスラエル軍機がシリア首都ダマスカス郊外のアル・キスワ地区を2度にわたって爆撃し、これにより4人が死亡した」と発表しました。
中国;「公正な秩序体制の構築に向け、イランと共に歩む」
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の長は、第二次世界大戦終結記念日と中国国民による抵抗運動の記念日である火曜日、イルナー通信宛ての特別書簡で「中国は、イランを含むパートナー諸国と共に、実践的な多国間主義の実践、グローバル・ガバナンスの推進、そしてより公正な秩序の構築を重視している」と述べました。
25カ国が米国向け郵便物の取り扱いを停止
国連傘下のUPU万国郵便連合は26日の声明で、トランプ米政権による関税の影響を懸念し、少なくとも25カ国が米国への郵便物の取り扱いを停止したと発表しました。トランプ大統領は、今月29日から米国宛て小包に対する免税措置を終了すると発表しています。
IAEA査察官の第一陣がイランに復帰
IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ事務局長は、26日夜に米FOXニュースのインタビューで、IAEA査察官の第一陣がイランに復帰したとし、「イラン当局者と協議を行っている」と語りました。
イラン・タジキスタン青年外交合同会議、協力関係の発展に焦点
イラン青年外交センターは、中央アジア・タジキスタンの高官代表団と教授・専門家グループが出席する合同会議をテヘランのオリンピックホテルで開催しました。この会議は、社会の発展、異文化協力の拡大、そして科学・経済交流の発展における青年の役割に焦点を当てたもので、イランとタジキスタン間の広報文化外交促進の道筋における転換点となりました。