ニュース|イラン最高指導者顧問;「米大統領は経済上の目的でガザでの停戦違反を否定」/中国とロシアの経済協力が拡大
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イランのアリー・アクバル・ヴェラーヤティ国際問題担当最高指導者顧問
イラン・イスラム革命最高指導者の国際問題担当顧問を務めるヴェラーヤティ氏が、「トランプ米国大統領がシオニスト政権イスラエルによるガザ停戦違反を否定したのは、経済面での目的によるものだ」と語りました。
アリー・アクバル・ヴェラヤティ顧問は31日金曜、SNS内の個人ページに「ガザ地区で児童殺害に手を染めるシオニスト政権イスラエルの停戦違反をトランプ氏が否定する目的は、決して平和維持ではない」と述べています。
【ParsTodayイラン国際】ヴェラーヤティ顧問はまた「トランプ氏はイスラム諸国との金融協定の履行における障害を排除して彼らの富を最大限に活用しようと画策しており、最近のエジプト東部シャルム・エル・シェイクでのショーはまさにこの方向で行われた」とコメントしました。
ベネズエラ大統領:「国家のための我々の戦争は、南北アメリカ大陸全体のため」
南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、米国の政策を厳しく批判する声明の中で、「ベネズエラに対してなされているすべての行動は、戦争、政権転覆、そして我々の石油資源の略奪を正当化することが目的だ」と語りました。またカリブ海諸国に向けて「南米および中米カリブ海諸国の同胞諸君は、ベネズエラのための我々の戦争が、実際には南北アメリカ大陸全体のための戦争であることを理解する必要がある」と述べています。
ガザ地区に2万発の不発弾が残存
パレスチナ政府メディア局は31日金曜、同国ガザ地区に2万発の不発弾が残存していることを明らかにしました。これらの爆発物は破壊された住宅街、家屋、農地に散乱しており、民間人、特に子どもや労働者、農作業者、そして瓦礫の中を移動したり、自らの土地を復旧させようしている民間人の生命にとって直接的な脅威となっています。
アメリカ:「我が国が他国の政権を交代させる時代は終焉」
トゥルシー・ギャバード米国家情報長官は「他国の政治体制を転換させるという米国のこれまでの戦略は終わった」と語りました。ギャバード長官はさらに「数十年にわたる米国のアプローチは、我々自身が正しく理解していない危機への介入に基づいたもので、最終的にはこれらの紛争の後、より多くの同盟国が我々の敵方に回った」と述べています。
国連安保理でスーダンとUAEが激しく議論
東アフリカ・スーダンのエル・ファシャール市内の情勢変化、そして同市における一連の殺害事件を審議する国連安全保障理事会の夜間会合では、UAEアラブ首長国連邦のモハメッド・アブ・シャハブ国連大使および、スーダン代表のハリス・イドリス氏の間で激しい舌戦と外交的対立が生じました。両者はスーダンにおける戦争継続の責任と紛争当事者への支援について、非難の応酬を繰り広げました。スーダン代表は、緊急支援部隊への武器・資金提供に邪悪かつ破壊的に関与しているとしてUAEを公然と非難し、同国の介入の停止を求めています。一方、UAE代表はこれらの非難声明を断固として否定し、政治的・倫理的正当性を欠いているとしてスーダンでの双方の当事勢力を非難し、彼らが現在の人道的惨事の主因であると主張しました。
タンザニアで抗議活動が発生、700人が死亡
東アフリカ・タンザニアで大統領選挙後に暴力を伴う抗議活動が発生し、同国では首都ダルエスサラームをはじめとする各地で約700人が死亡しました。
中露の貿易・経済協力が拡大
EU欧州連合による制裁措置にもかかわらず、ロシア・中国間の貿易・経済協力は発展しています。この点に関して、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相は今月3日に杭州を訪れ、第30回ロシア・中国定期対話に出席する予定です。ロシア政府報道官は、同国と中国の戦略的関係と協力がかつてないレベルに達し、引き続き力強く強化されていると発表しました。両国は杭州での定期対話において、貿易・経済協力の発展、物流・産業協力の強化、エネルギー・ハイテク・農業分野におけるパートナーシップの強化について協議する予定です。
国連人権高等弁務官:「カリブ海における米国の攻撃は国際法違反」
フォルカー・ターク国連人権高等弁務官は「カリブ海と太平洋における米国の船舶攻撃は国際人権法違反であり、容認できない」と語りました。さらに、「複数の報道によれば、カリブ海と太平洋における米軍による一連の船舶攻撃で、60人以上が死亡した。この行為は国際法上、決して正当化されない」と述べています。

