UNRWA:「パレスチナ難民支援組織の破壊を狙った前代未聞のメディア戦争の標的にされた」
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UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関が、過去2年間にわたり同機関の弱体化と解体を狙った組織的なメディア・偽情報戦争の標的にされていたことを明らかにしました。
(last modified 2025-12-23T06:56:32+00:00 )
12月 23, 2025 15:54 Asia/Tokyo
  • UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関
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UNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関が、過去2年間にわたり同機関の弱体化と解体を狙った組織的なメディア・偽情報戦争の標的にされていたことを明らかにしました。

【ParsToday西アジア】UNRWAは「当国際機関の解体によりパレスチナ難民の人道危機が悪化し、彼らは住む家を失うことになるだろう」と警告しています。

UNRWAは声明において、パレスチナ人の難民化・退去の継続に同機関が絡んでいるとした噂を「明らかな事実の歪曲である。その理由は、難民化現象は支援機関の廃止ではなく、公正な政治的解決によってのみ終結することにある」と強調しています。UNRWAの解体は数十万人もの避難民、特にキャンプ居住者が、教育や医療といった他に代替手段のない重要なサービスが奪われることを意味します。

国連傘下のこの国連機関は「真の解決策はUNRWAの解体ではなく、平和への真剣な投資および、パレスチナでの実効性のある機関の設立にある」と表明しました。1949年の国連総会決議により設立されたUNRWAは、ヨルダン、シリア、レバノン、パレスチナのヨルダン川西岸地区およびガザ地区で活動を行っています。

この声明はさらに「最近のガザ紛争において、UNRWAはシオニスト政権イスラエルによる広範な圧力と制限を受け、多くのセンター、学校、医療施設(その多くは難民避難所となっていた)が攻撃を受けた」と指摘しました。また2024年には、イスラエル議会(クネセト)がUNRWAの活動禁止法案を可決し、1967年の二国間協力協定を破棄しました。その後、シオニスト政権軍は占領下の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムにあるUNRWA本部を襲撃し、資産を没収し、国連旗を占領政権の旗に差し替えています。

フィリップ・ラザリーニUNRWA事務局長は、シオニスト政権による国連の免責特権の侵害に言及し、過去2年間で380人以上の職員がガザ地区で殉職し、300以上の施設が損傷または破壊されたことを明らかにしました。また、UNRWAの人道支援が継続的に標的として狙われ攻撃されており、占領政権もバリア・障壁を設置してガザ地区への支援物資の搬入を阻止していると強調しています。

 

 


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