中国でのG20財務相会合
G20・主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が23日土曜、中国で開幕しました。
ミールターヘル解説員
G20の今回の会議は様々な問題の影響下に置かれていますが、明らかにこの会議の参加者の注目は、イギリスのEU離脱の結果に注がれています。2日間に渡るこの会議では、世界の経済成長へのこのEU離脱の影響と、それから生じる問題への対処法方が検討されます。これに関する主要な努力は、世界経済に離脱の不安定な結果が広まるのを阻止することに注がれます。
イギリスのハモンド財務大臣は、EU離脱後のイギリス経済の競争に関して、中国を安心させるために、この会議に参加します。こうした中、中国は世界経済の主要な大国のひとつそしてこの会議の主催国として、自国だけではイギリスのEU離脱の世界経済への混乱を阻止することはできないと表明しています。
先だっての国民投票以来、世界経済へのイギリスのEU離脱の影響は注目されており、これに関する様々な警告が欧米の関係者から出されています。同時にG20は今も離脱に関する正式な立場を取っていません。G20の財政・経済関係者は、世界経済の将来に関する信用と安定についてのメッセージを発信しようとしています。
離脱の影響が即、イギリスポンド安、そしてヨーロッパや世界での株価の下落に表れているように、離脱の実施は、イギリスの経済成長を低下させることになるだけでなく、世界の経済成長にも同様の影響を及ぼすことが予想されています。このため、IMF国際通貨基金のラガルド専務理事は、「世界経済の問題を取り除くためのIMFの第一の、緊急の勧告は、離脱問題への早急な対応だ」と強調しました。こうした中、イギリスでの最近の国民投票の結果を受け、7月のイギリスの経済成長は大きく低下しました。
これに関して、イギリスの民間産業の生産率も、今月減少し、2009年の金融危機から現在までで前例のないものとなっています。同時にG20の経済関係者は、今回の会議で、G20内での抜本的な 構造改革を検討します。彼らはまた、恒久的な発展と成長に向けた道を見出そうとしています。
この他の問題として、アメリカ大統領選挙の共和党候補に指名されたトランプ氏の世界経済に対する立場や表明、彼が就任した場合のその政策が重要になってくることが挙げられます。トランプ氏はここ数ヶ月、アメリカの生産者に対する支持政策の拡大を強調し、彼が就任した場合には、何よりもこの問題に注目するだろうと述べています。トランプ氏は、アメリカとその他の国の一部の貿易に関する合意を無効にする可能性があると示唆しています。こうした表明は、G20の加盟国、とくに中国に懸念を抱かせています。この問題により、G20の財務相会合はトランプ氏の立場の影響下に置かれているのです。