フィリピン大統領とアメリカ国務長官が会談
(last modified Wed, 27 Jul 2016 09:43:18 GMT )
7月 27, 2016 18:43 Asia/Tokyo
  • フィリピン大統領とアメリカ国務長官が会談

フィリピンのドゥテルテ大統領とアメリカのケリー国務長官が、フィリピンの首都マニラで会談しました。

イルナー通信によりますと、南シナ海の領有権をめぐる中国とフィリピンの対立とハーグの仲裁裁判所の判決が、両者の会談の最重要議題でした。ドゥテルテ大統領とケリー長官が会談を行うのはこれが初めてです。

この会談で、ドゥテルテ大統領は、対立の解消に向け、中国と二者協議を行いたいと述べました。

ドゥテルテ大統領はラモス元大統領を南シナ海を巡る中国政府との協議の代表に選出しました。

ケリー長官も、仲裁裁判所の判決後の南シナ海の衝突を阻止したいとしました。

ベトナム、マレーシア、ブルネイ、フィリピンは台湾と共に南シナ海の一部の領有権を主張しています。この重要な水路を通じて、毎年世界で5兆ドルの取引が行われており、この海域には石油や天然ガスの莫大な資源が存在すると言われています。