米国オリンピック委員会、「ジカ熱が不安なら五輪参加の取りやめを検討すべき」
(last modified Mon, 08 Feb 2016 12:45:37 GMT )
2月 08, 2016 21:45 Asia/Tokyo
  • 米国オリンピック委員会、「ジカ熱が不安なら五輪参加の取りやめを検討すべき」

USOC・米国オリンピック委員会が、今年開催されるリオ・デ・ジャネイロオリンピックへの参加選手に対し、ジカ熱の拡大に関する警告を発しました。

ロイター通信が8日月曜、アメリカ・ニューヨークから伝えたところによりますと、アメリカ・フェンシング連盟のドナルド・アンソニー理事長はこれについて、「各競技連盟に対し、ジカ熱に対する不安がある選手やスタッフは、五輪参加を取りやめるべきだ、という通達がなされている」と語っています。

この問題は、アメリカのオリンピック関係者が今年のリオ五輪でのジカ熱の拡散という脅威を真剣に受け止めていることを示しています。

ブラジルでは、昨年の中ごろにジカ熱の最初の感染例が報告されています。

ジカ熱は、ブラジル全土に急速に広まり、中南米カリブ海地域の20カ国以上の国々やそのほかの地域に拡大しました。

こうした状況を重く見たWHO・世界保健機関は、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。

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