IAEA事務局長、「北朝鮮がプルトニウムの製造を再開」
8月 23, 2016 16:41 Asia/Tokyo
IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、「北朝鮮はプルトニウム製造を再開したようだ」と表明しました。
イルナー通信によりますと、天野事務局長は、IAEA年次総会に提示した報告の中で、北朝鮮のヨンビョン核施設の活動が再開された兆候があるとし、「2016年の第1四半期からこの施設が活動している多くの兆候が見られる」と語りました。
天野事務局長はこの報告の中で、「これらの兆候は今年7月初めに止まった」としました。
韓国外務省は23日火曜、声明の中で、北朝鮮による核燃料製造は全ての国にとって危険な行為だ」としました。
韓国外務省の声明では、北朝鮮に対し、核兵器計画を停止するよう求められています。
北朝鮮は2013年、「核兵器の質と量の拡大を目的に、ヨンビョン核施設の活動を再開するだろう」と表明していました。
IAEAは北朝鮮の核施設を査察しておらず、通常衛星によってその活動を監視しています。
共同通信は先週、北朝鮮原子力研究院の話として、「北朝鮮は核兵器の原料となるプルトニウムの製造を再開した。アメリカの脅威が続く限り、核実験は停止しないだろう」と伝えていました。
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